工場のDX化を実現するManufacturing DX~OKI本庄工場事例:行為判定システム~

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OKI本庄工場でもベテラン作業者の減少や非正社員の増加により、未経験作業者を短期育成し生産ラインに従事する機会が増加してします。不良を防ぐために色々と対策をしていますが、作業者のスキルに頼り品質保証している工程が多々あり、工程での品質不良を撲滅できていないのが現状です。 例えば、ねじ締めを行う順序や間接材の塗布作業、ホコリや異物を取り除くような清掃作業などの品質確保は作業者に依存しており、後工程での不良検出が非常に困難です。しかし、この不良が出荷後の製品の誤作動や不具合を誘発したり、重大事故を引き起こす可能性があります。このような背景から、作業が正しく行われたかどうかを管理する仕組みが必要と考え、PHS組立工程のエアー拭き作業に対して映像AIを活用した行為判定システムを導入し運用を始めました。 本システムは、リアルタイムに作業のOK・NGを判定し、その判定結果を作業者に通知したり、証跡としてPCに保存することが可能です。このことにより、後工程への不良流出の防止やトレーサビリティの情報として管理することができます。 また、作業の時間、順序、回数、骨格の位置など、作業行動の複数の要素を組み合わせた判定モデルの作成が可能なため、様々な工程に適用できると考えています。 本システムは、ManufacturingDXのソリューションの1つとして、ご提供を開始する予定です。これからも高品質なモノづくりを支援する仕組みを実現し、自社のスマート工場化およびお客様のスマート工場化、DX化を支援していきます。

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